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九州新幹線立ち往生、スイッチ溶け作動せず

2012年3月16日 23:46
九州新幹線立ち往生、スイッチ溶け作動せず

 13日に九州新幹線が約6時間にわたって立ち往生した原因を調査している「JR九州」は16日、送電を制御するスイッチの一部が溶けて作動しなくなったことが原因の一つと発表した。

 JR九州は13日、九州新幹線の架線にひっかかったビニールを取り除く際に、車両の屋根に設置された送電を止めるスイッチを作動させていた。その後、このスイッチが何らかの不具合を起こし、再び送電できなくなったと説明していた。

 16日に発表された調査結果によると、スイッチを作動させた際に大きな電流で熱が発生し、スイッチの金属部分が溶けたため、送電できない状態で固まってしまい、自力で動けなくなったという。

 同じようなトラブルは、過去に「JR西日本」でもあったということだが、JR九州は対処法をマニュアル化しておらず、今後、対応を検討するとしている。