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復興相「宮城切り捨てでない」県知事抗議に

2012年3月7日 1:23
復興相「宮城切り捨てでない」県知事抗議に

 平野復興相は6日、宮城・村井嘉浩県知事らと会談し、宮城県が申請した東日本大震災の復興交付金が6割しか認められなかったことについて、「切り捨てたということではない」と理解を求めた。

 今月2日に決定された復興交付金の第1次配分では、宮城県や県内の市町村が申請した額の57%しか認められなかったため、村井知事らは6日、平野復興相に抗議した上で改善を求めた。

 村井知事によると、平野復興相は申請の多くが認められなかったことについて、「切り捨てたということではない」として、第2次配分以降に認められる余地があることを強調したという。村井知事は「少なくとも我々の主張について、しっかりと受けとめていただけたと思っています」と話した。

 一方で、平野復興相は「貴重な税金を使う以上、厳しくチェックさせていただく」とも述べ、厳格な審査を続ける意向も示した。