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天皇陛下の体調、全て改善の方向に~宮内庁

2012年3月4日 18:38
天皇陛下の体調、全て改善の方向に~宮内庁

 心臓の冠動脈バイパス手術のため入院していた天皇陛下が4日午後、東京・文京区の東京大学付属病院を退院された。宮内庁は会見を開き、陛下の体調について「術後経過は順調であるとは単純には言えないけれども、全て改善の方向にある」などと説明した。

 陛下は4日午後2時半過ぎに病院のロビーに姿を見せ、居合わせた人々から拍手が上がると、にこやかに手を振って応えられた。宮内庁によると、陛下は胸に水がややたまっている状態で、肝機能障害や食欲不振もあるということだが、それも「想定の範囲内だ」という。また、公務の復帰時期について、宮内庁は「少なくとも3月いっぱいは御所での静養が基本だ」として、陛下が強く希望される東日本大震災の追悼式出席ができるかどうかは「ギリギリのところだ」と説明している。

 天皇・皇后両陛下は、お住まいの御所で秋篠宮ご夫妻と悠仁さまのお出迎えを受けられた。今後は静養を続けられる。