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米軍司令官、辺野古移設方針維持の考え強調

2012年2月29日 13:15
米軍司令官、辺野古移設方針維持の考え強調

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題をめぐり、在日アメリカ軍などを指揮するウィラード太平洋軍司令官は28日、議会の公聴会に出席し、沖縄・名護市辺野古への移設方針を維持する考えを強調した。

 議会上院の軍事委員会で民主党・レビン委員長は、沖縄・仲井真県知事が、野田首相に対して辺野古移設に反対の考えを改めて表明したことに触れ、「辺野古以外の選択肢が必要なのは明らかだ」と迫った。これに対して、ウィラード司令官は、辺野古移設を求めていく姿勢を崩さず、「私たちは引き続き、普天間基地の代替施設建設に向けて必要な県知事の埋め立て許可を求めている」と述べた。

 また、沖縄海兵隊の移転などについては「実務者レベルで引き続き、協議中だ」と述べるにとどまった。