関東地方では２９日未明から雪が降り始め、積もっている所もある。

　東京都心では２９日午前２時過ぎから雪が降り始め、午前１０時現在はうっすらと積もっている所もある。また、風が強く吹き、見通しが悪くなっている。

　関東甲信地方では２９日未明から、山沿いだけではなく、平地も含めて湿った雪が降っている。平地では、明るくなる頃から雪が積もり始め、各地の午前９時の積雪は、群馬・前橋で８センチ、栃木・宇都宮と埼玉・秩父で６センチ、埼玉・熊谷で４センチ、横浜と茨城・水戸で２センチとなっている。また、山梨・河口湖では午前２時頃から雪になり、午前９時の積雪は２４センチと、２時間で１３センチ積もった。

　この雪の影響で、交通機関に影響が出ている。

　東海道新幹線は、品川～熱海で速度を落として運転している。その他のＪＲ在来線、私鉄の各線は一部で遅れが出ている。

　高速道路は、通行止めの区間が出ている。２９日午前９時半現在、首都高速道路湾岸線・東扇島～幸浦、東名高速道路・大井松田ＩＣ～御殿場ＩＣの下りの右ルートが閉鎖されている。また、レインボーブリッジの一般道部分と東京ゲートブリッジも通行止めとなっている。

　一方、空の便は、「全日空」の羽田～八丈島・大島便が悪天候のため欠航となった他は、平常運航の予定。