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EU外相会議、シリア追加制裁を決定

2012年2月28日 8:09

 ヨーロッパ連合(EU)は27日、ベルギー・ブリュッセルで外相会議を開き、反体制派への弾圧を続けるシリア政府に対し、追加制裁を決めた。

 追加制裁は、シリア政府の資金源を断つのが狙い。シリア中央銀行がEU域内で保有している資産を凍結する他、貴金属の取引やシリアからの貨物機の乗り入れなども28日から禁止するとしている。

 EUはすでに、去年からシリア産の原油の輸入禁止などの制裁を発動しているが、シリアでは反体制派の市民に対する政権側の弾圧が続いており、今年に入ってから外国人ジャーナリスト3人も死亡している。EUは「市民への弾圧が続く限り、今後も制裁を強化する」としている。