「関西電力」は２７日、１１年度の連結決算で、過去最大となる２５３０億円の赤字の見通しを発表した。

　関西電力によると、原発が全て停止したことや燃料価格の高騰などにより、去年４月から今年３月までの連結決算の純損益が２５３０億円の赤字の見通しとなった。しかし、電気料金の値上げは検討しておらず、役員報酬の１５％削減などで収支を改善するとしている。

　八木誠社長は「創業以来、最大の苦境に直面していると言っても過言ではない状況であります」と述べた。

　また、１０％以上の節電要請については、来月２３日に終了するが、「家庭での節電については、春以降も継続してほしい」としている。