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電話の中身は…「天下の情勢はどうだ?」

2012年2月28日 20:09
電話の中身は…「天下の情勢はどうだ?」

 石原都知事と石原幹事長。親子である2人ですが、最近父親である石原都知事から石原幹事長に電話がかかってくるんだそうです。気になる親子の電話の中身を石原幹事長が語りました。

 22日に行われた衆議院予算委員会でこんな珍しいシーンがありました。“野田”首相と、“野田”聖子議員の直接対決です。

 聖子議員「自民党の私が民主党を褒めてもいかがなものかと思うんですけど」

 野田首相「すいません、民主党政権を褒めていただいてありがとうございます。野田さんはいい人だと思います(笑)」

 この日、野田聖子議員が取り上げたのは少子化問題でした。

 聖子議員「中川大臣で、民主党政権になって何人目の少子化担当大臣?」

 中川少子化相「8人目だそうです」

 ちなみに前任者7人とは…

 中川少子化相「福島瑞穂さん、平野博文さん、玄葉光一郎さん、岡崎トミ子さん、与謝野馨さん、蓮舫さん、岡田克也さん」

 聖子議員「やっぱり2年数か月で8回大臣が替わったら、どうやって主導権、リーダーシップを取るのか」

 聖子議員に痛いところを突かれ、出た返答は…

 野田首相「歴代の大臣が主導して、乾坤一擲(けんこんいってき)のショートリリーフを続けてきた」

 苦しい言い訳の野田首相。

 その野田首相、実は最近、髪にある変化が起きていました。

 27日と去年9月の就任当時を見比べてみると…

 髪に白いものが増えたように見えます。日ごろの苦労、でしょうか。

 一方、日ごろの苦労に思わず愚痴を漏らしたのは、岡田副総理。27日の下地幹事長の会合でこんなことを言っていました。

 岡田副総理「今の国会を見ても、なかなかしんどい。いろんなことを野党の皆さんともご相談をしながら、物事を前に進めていかなければいけない。ときには野党ではなくて、与党の中だったり、あるいは党の中だったりすることもありますが」

 その悩みの種となっているこの人が続いて壇上へ。

 国民新党・亀井静香代表です。口にしたのは…

 亀井代表「(野田首相は)消費税なんかに狂いまくっておる」

さらに

 亀井代表「消費税の殉教者になったがごとく、死出の旅に旅立とうとしておるじゃありませんか」

 一方で自らが提唱する“石原新党”についてこんな発言も。

 亀井代表「桜の咲くころには、新しい日本の姿をどうしても見せていきたい」

 日本気象協会によると東京のことしの桜の開花予想日は平年より遅い3月30日ごろ。このころに動きがあるのでしょうか。

 しかし、石原都知事の息子である石原幹事長は。

 石原幹事長「ボクはできないと思う。亀井さんは消費税上げるなって言ってて、都知事は消費税上げろって言ってて…。だから私は、子どもから見ると、利用されちゃだめだよと思う」

 さらに、親子の間のこんな会話を明らかに。

 石原幹事長「電話かかってくる。最近、向こうから。天下の情勢はどうだ、と。いや、民主党は0増5減もやらないで、ひっくりかえって選挙しないモードに入った。これよくないことだと言ったら、そうか、じゃあ俺も考えなきゃいけないなと言っていた」

 衆院選がいつあるのかを気にしていたという石原都知事。

 しかし、その衆院選をめぐり国会で異常事態が起きています。

 22日に開かれた与野党幹事長会談では、地域ごとの一票の重みの格差を是正するための与野党の協議がまとまらず、26日日曜日から違法状態に突入してしまったのです。

 輿石幹事長「与野党通じて、共通の責任じゃないですか」

 自民党・谷垣総裁「先に進まなくしているのは与党なんですよ」

 さらに民主党の幹部からはこんな発言も。

 藤井裕久最高顧問「選挙はできませんよ絶対できませんよ。憲法違反なんだから、今」

 与党と野党が批判合戦を繰り広げる一方で、“違法状態”を打開するメドはたっていません。