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首相が沖縄訪問「辺野古移設に言及したい」

2012年2月26日 19:20
首相が沖縄訪問「辺野古移設に言及したい」

 就任後初めて沖縄県を訪れている野田首相は26日夜、那覇市で仲井真県知事と会食する予定。昼前に沖縄入りした野田首相は、糸満市の平和祈念公園を訪れ、花を手向けて深々と頭を下げた。また、ひめゆりの塔にも献花した後、熱心に説明に耳を傾けた。

 野田首相はその後、記者団に対し、「(27日の仲井真知事との会談では)これまでの経緯を踏まえて、まずおわびをしたい。なんとしてもアメリカ軍普天間基地の危険性を除去しないといけないという中で、(名護市)辺野古(への移設)に言及したい」と述べた。

 関係者によると、26日夜の仲井真知事との会食は1対1で行われる見通し。トップ同士が腹を割って話し合い、信頼関係を築くのが最大の狙いで、訪問の成果のカギを握る重要な日程となる。「地元の理解が得られない移設は事実上不可能」との認識を仲井真知事が示している中、26日夜の会食を踏まえ、27日に正式な会談をすることになっている。