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「衆院定数80削減」明記、野田首相が陳謝

2012年2月24日 1:47
「衆院定数80削減」明記、野田首相が陳謝

 野田首相は23日午後の衆議院予算委員会で、「社会保障と税の一体改革」の「大綱」を閣議決定した際に、「衆議院議員の定数を80削減する」と明記したことについて陳謝した。

 野田首相「社会保障と税の一体改革大綱の閣議決定において、法案提出など立法府の在り方に深く踏み込んだ表現があることで、国会のご議論にご迷惑をおかけしたことを遺憾に存じ、深くおわび申し上げます。政府としては選挙制度にかかる各党協議会における議論の重要性を十分認識し、今後の閣議決定においてはより慎重な態度で臨んでまいります」

 政府は17日の閣議で、衆議院議員の定数を80削減することを明記した社会保障と税の一体改革の大綱を決定した。これに対し、野党側が「選挙制度改革の協議中に政府が閣議決定するのは、協議をないがしろにするものだ」などと反発を強めたことから、事態を沈静化させるため、野田首相が陳謝することになった。