警視庁によると、今月１３日、東京・立川市にあるマンションの一室で、２人暮らしの４５歳の女性と４歳の息子とみられる遺体が見つかった。司法解剖の結果、２人は死後１～２か月とみられ、母親の死因はくも膜下出血で、息子の胃の中は空だったという。息子には知的障害があり、自分で話すことや食事をとることができなかったという。

　自宅訪問を行っていた立川市役所の職員は「１月中旬に自宅を訪問してインターホンを押したが、応答がない。亡くなっているとは想像できなかった」と話している。

　警視庁は、母親が病死した後、息子が１人で何も食べられず、助けを呼ぶこともできないまま衰弱死したとみて調べている。