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市長選受け、政府は沖縄と連携強めたい考え

2012年2月13日 12:42
市長選受け、政府は沖縄と連携強めたい考え

 アメリカ軍普天間基地を抱える沖縄・宜野湾市の市長選挙で保守系の候補が勝利したことを受け、政府は普天間基地の沖縄・名護市辺野古への移設につなげていくため、沖縄県側との連携を強めたい考え。

 野田首相「一番直近の宜野湾市における民意の表れとして、厳粛に受け止めたい。普天間の固定化を避けるために日米合意を踏まえて、沖縄の負担軽減を図りながら、沖縄の皆様の理解を得るように努力していきたい」

 田中防衛相「選挙結果については、民意の表れの一つだと思っている。連携を密にしていければと思っている」

 田中防衛相は、今週末の沖縄訪問を調整しており、在日アメリカ軍の再編見直しをめぐる日米協議の状況などについて説明したい考え。

 一方、NNNが週末に行った世論調査で、野田内閣を「支持する」と答えた人は、先月の内閣改造直後に行った調査よりも12.3ポイント下がって25.6%に、「支持しない」と答えた人は14.1ポイント増えて54.0%となった。

 自民党・大島副総裁「鳩山、菅、両内閣と同じような姿で、もはや危険水域といってもいい姿だと思う」

 政党支持率は、民主党が前月比5.7ポイント減の19.0%となり、自民党が前月比0.5ポイント増の24.2%となった。

 消費税増税を含む「社会保障と税の一体改革」の与野党協議が思うように進まず、野田首相の厳しい道のりが続く。

 NNN電話世論調査
 【10~12日に調査】
 【全国有権者】2009人
 【回答率】50.0%
 http://www.ntv.co.jp/yoron/