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沖縄防衛局、宜野湾市長選へ介入か

2012年1月31日 18:45
沖縄防衛局、宜野湾市長選へ介入か

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題に関連し、共産党・赤嶺政賢議員は、31日の衆議院予算委員会で、防衛省の沖縄防衛局が選挙への介入を行ったのではないかと指摘した。

 赤嶺議員によると、沖縄防衛局の総務部は今月初め、防衛局内の各部署の担当者にメールを送り、宜野湾市内に選挙権がある親族を持つ職員を報告するよう求めたという。さらに、この職員らを対象とした防衛局長の講義への参加を指示していた。宜野湾市では来月12日に市長選挙が行われる予定で、赤嶺議員は「国家権力による選挙への介入ではないか」と追及した。

 赤嶺議員「国家権力がこういう形で選挙に介入していく、こんなことはあってはいけないことだ」

 野田首相「まずは事実関係を確認させてください」

 これに対して、田中防衛相は、事実関係を調査するとしている。

 田中防衛相「事実関係を調査するように、今、防衛省の内局の方に話をしたところです」

 防衛省は、職員2人を沖縄防衛局に派遣した。防衛省の調査結果については、2月1日朝、予算委員会の理事会に報告されることになっている。

 また、藤村官房長官は会見で、「重大な事案だと思います。もちろん確認した上で、我々も厳正に対処をしていくという方針」と述べた。