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気象庁が3か月予報 春の訪れ遅い見込み

2012年1月25日 16:15

 気象庁は25日、2月から4月にかけての3か月予報を発表した。それによると、2月以降も東日本から西では気温は低い傾向が続くため、今年は春の訪れは遅くなりそうだ。

 気象庁の予想によると、2月から4月にかけての3か月間は、東日本、西日本、奄美・沖縄地方で低温傾向になる。この冬は厳しい寒さが続いて北日本や日本海側の一部では大雪となっているところもあり、2月も寒気が入りやすいため、北日本や日本海側では雪の日が多く、全国的に気温が低くなりそうだ。

 3月以降も南米・ペルー沖の太平洋の海水温が低くなるラニーニャ現象が続くため、日本付近には南からの暖かく湿った空気が入りにくくなる。このため、低気圧や前線の影響は弱く、晴れる日が多くなりそうだが、気温は上がらず、東日本から西日本、沖縄・奄美地方では低温傾向となる見込み。

 気象庁は、今年は春の訪れは遅くなるため、農作物の管理などに注意してほしいとしている。