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“比例代表80削減”野党側から反対相次ぐ

2012年1月25日 18:55
“比例代表80削減”野党側から反対相次ぐ

 衆議院の選挙制度に関する与野党の協議会が25日に開かれ、民主党が「比例代表を80削減する」などの案を説明したが、野党側からは反対意見が相次いだ。

 与野党選挙制度改革協議会で民主党・樽床幹事長代行は、これまで提案していた「『一票の格差』の是正を選挙制度の抜本改革などに先行させる」との案を撤回し、「格差の是正」「定数削減」「制度の抜本改革」について、来月25日までに同時決着を目指す考えを示した。

 これに対して野党側は、3つの議題の同時決着を目指す考えには同意した。しかし、民主党がまとめた「格差是正のための0増5減」案には、もともと同案を主張していた自民党は賛成したものの、「比例代表の80削減」案には「民意をゆがめる」「少数政党に配慮した案にすべきだ」などと各党から反対意見が相次いだ。

 協議会は今後、毎週開催される予定だが、各党の意見の隔たりは大きく、合意の見通しは立っていない。