前原政調会長 定数削減修正、柔軟に対応
国会議員の定数削減をめぐり、21日朝、日本テレビ系列の番組に出演した民主党・前原政調会長は、衆議院の小選挙区を5議席、比例代表を80議席削減するとした民主党案について、野党の意見も踏まえ、修正などに柔軟に対応する考えを示した。
前原政調会長「国会で多くの政党の議論をいただく中で、最終的にまとめていかなくてはいけない。我々の意見を何が何でもゴリ押しして通すということではありません」
「一票の格差」是正のため小選挙区を5議席削減する案は、自民党案を丸のみしたものだが、自民党・茂木政調会長は「選挙制度の抜本改革も同時に議論する必要がある」と述べ、小選挙区の削減を先行させることに慎重な姿勢を示した。
また、公明党・石井政調会長は、比例代表の80議席削減について「小選挙区の欠陥を補い、民意を反映させるために比例代表は導入されている」などと反対する考えを示した。