関東甲信地方では２０日未明から雪が降っており、東京都心や横浜市でも初雪を観測した。２０日午後１時現在、埼玉・秩父市で４センチ、群馬・前橋市では２センチの積雪となっている。

　東京・港区にある日本テレビ本社の屋上のカメラでは、はっきり雪が見えているが、地上では小雨の状態となっている。ＪＲ新橋駅（港区）前では、朝の通勤時間帯はみぞれだったが、２０日午前９時頃から、はっきりとわかる雪になったり、みぞれになったりを繰り返している。２０日午後１時現在、ＪＲ新橋駅前の気温は３℃で、冷たい雨が降っている。

　東京都心と横浜市では、１９日夜遅くから降り始めた雨に２０日の明け方から雪がまじり、初雪となった。関東の内陸部では雪が積もっている所もあり、２０日午後１時現在、埼玉・秩父市で４センチ、群馬・前橋市では２センチの積雪となっている。気象庁によると、この雪は２０日夕方の帰宅時間帯まで降り続く見込みで、路面の凍結などに注意が必要。

　この雪の影響で、横浜・みなとみらいの大観覧車が運転を取りやめた他、東京・練馬区の遊園地「としまえん」も終日、休園となっている。

　２１日昼までの２４時間の予想降雪量は、甲信地方で１５センチ、関東地方の山沿いで１０センチ、関東地方の平野部で５センチ程度が予想されており、関東南部の平野部でもうっすらと雪が積もる可能性がある。