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北、李政権に警告「謝罪ない限り最終決着」

2011年12月31日 19:04

 北朝鮮・故金正日総書記の後継者・正恩氏が、金総書記の死去により空席となっていた軍の最高司令官に就任した。一方、北朝鮮は韓国の李明博政権の批判を強めている。

 北朝鮮の国営メディアは、労働党中央委員会の政治局会議が30日、平壌で開かれ、正恩氏の最高司令官就任が決定されたと報じた。正恩氏は「最高指導者」と公式に宣言されているが、軍のトップのポストに正式に就いたのは初めて。

 また、今回の決定は金総書記の「10月8日の遺訓」に従ったものだと指摘。金総書記の生前から正恩氏の就任が決まっていたとすることで、後継の正統性を強調した形。

 一方、北朝鮮は韓国・李明博政権への批判を強めている。金総書記の死去に際して弔問を制限したことについて、「謝罪しない限り、やむを得ず最終決着をつけるしかない」と警告した。