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2012年 中学校で武道が必修化

2011年12月31日 22:56

 12年は、全国の中学校で10年ぶりに改訂された新しい学習指導要領が実施され、体育の授業では武道が必修になる。

 12年春から全国の中学校で実施される新しい学習指導要綱は、知識や技能の習得と思考力、判断力、表現力などをバランスよく育むことを目指している。授業時間は、週に1コマ増え、国語・社会・数学・理科・外国語・保健体育の授業時数が約10%増える。

 教育内容の変化として特に注目されているのは武道の必修化で、1、2年生は体育の授業の中で柔道、剣道、相撲の中からいずれかを選択することになる。これは、日本の伝統や文化に関する教育を充実させようという取り組みで、和楽器や和装などについて学ぶ機会もつくるという。

 また、国語や外国語などの授業は、リポートしたり討論したりして、表現する機会を重視した内容になるという。

 文科省は、「ゆとり」でも「詰め込み」でもない新しい教育で、子供の「生きる力」を育みたいとしている。