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空爆で35人死亡、誤爆の可能性も トルコ

2011年12月30日 10:36

 トルコとイラクの国境付近で29日、少数民族のクルド人がトルコ軍の空爆を受け、35人が死亡した。周辺には反政府勢力の拠点があり、誤って爆撃された可能性があるとみられている。

 ロイター通信などによると、トルコ南東部のイラクとの国境付近で29日、トルコ空軍機が空爆を行い、クルド人35人が死亡した。死亡したクルド人らは当時、イラク側から生活物資を密輸している最中だったが、周辺にはトルコからの分離・独立を求めるクルド人勢力の拠点があり、誤って爆撃された可能性があるとみられている。

 与党のスポークスマンは、空爆されたのは「反政府勢力ではなかった」と発言していて、最大の都市・イスタンブールなどで抗議デモが繰り広げられている。