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東証大納会 終値、29年ぶり安値水準

2011年12月30日 15:54
東証大納会 終値、29年ぶり安値水準

 今年最後の取引となった30日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比56円46銭高い8455円35銭と、大納会の終値としては29年ぶりの安値となった。

 30日の東京株式市場で、日経平均株価は前日より値を上げて取引が始まった。欧米の経済への不安が和らぎ、アメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が値を上げた流れを受けた。しかし、東京外国為替市場で1ユーロ=100円台の円高・ユーロ安の取引が続き、株を買い進める動きにつながらなかった。

 大納会の日経平均株価の終値は、8016円16銭で取引を終えた82年以来、29年ぶりの安値水準となった。1年間の下落率は約17%で、3年ぶりの大きな下落幅となった。

 東証1部の売買代金は概算で4831億円と、14営業日連続で1兆円を割り込んだ。売買高は概算で8億3867万株。