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改革議論大詰めの中…離党表明の議員相次ぐ

2011年12月28日 1:57
改革議論大詰めの中…離党表明の議員相次ぐ

 消費税増税を含む社会保障と税の一体改革について、民主党は年内の取りまとめに向けて議論が大詰めを迎えている。こうした中、民主党では増税に反発して離党を表明する議員が相次いだ。

 野田首相が年内に民主党案をまとめるよう指示したことを受け、民主党では大詰めの議論が続いている。党の税調では「13年に消費税率を8%に、15年に10%に引き上げる案」が検討されており、28日の会議では何らかの具体案が提示される予定。増税の時期など、最終的に民主党案にどこまで盛り込まれるかが焦点。

 こうした中、民主党では「増税」に反対し、斎藤恭紀衆議院議員や内山晃衆議院議員が離党を表明した。内山氏らは近く、新党を立ち上げる考えで、この他にも離党者が出る見通し。

 こうした動きに、民主党幹部は「次の選挙がダメだと思うからやっているんだろう」と冷ややかに語り、引き留めに積極的に動く様子は見られない。民主党内の混迷ぶりが浮き彫りとなっている。