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府市統合本部発足「大阪都」に向け本格始動

2011年12月27日 15:29
府市統合本部発足「大阪都」に向け本格始動

 大阪市・橋下市長と大阪・松井府知事は27日、府と市の問題を一元的に扱う「府市統合本部」を発足させた。「大阪都構想」の実現に向け、本格始動となる。

 府市統合本部は、大阪都構想に向けた具体的な制度設計や、府と市の二重行政を解消するための事業仕分けなどを行うもので、本部長に松井知事、副本部長に橋下市長、特別顧問には元経済企画庁長官・堺屋太一氏、元経産省官僚・古賀茂明氏らが就任した。

 27日の会合では、地下鉄の民営化などの改革で年間4000億円の財源確保を目指すことが確認された。会合後、橋下市長は「まったく同じ価値観のトップが2人いるということが、これだけ物事を迅速に決めることができる(わけです)。将来的にも、しっかり制度化しようというのが大阪都構想です」と述べた。

 府市統合本部は、来年9月をメドに大阪都構想に必要な法改正について具体案をまとめ、国に提案する方針。