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環境評価書提出めぐり沖縄で抗議続く

2011年12月27日 10:30
環境評価書提出めぐり沖縄で抗議続く

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の沖縄・名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価書の沖縄県への提出をめぐり、沖縄県庁周辺では27日朝も、提出に反対する市民らの抗議活動が続いている。

 県庁前には、27日午前7時半頃から、評価書提出に抗議する市民ら約100人が集まった。混乱を避けるための措置として評価書は郵送により27日中に沖縄県に届けられる見通しだが、県の受理手続きをめぐって市民らとの間で混乱が生じる可能性も出ている。

 評価書は、辺野古沖の埋め立てに必要な手続きで、県が受理すれば、90日後に国に提出される知事意見を経て、国は滑走路の建設予定海域の埋め立て申請を県に対して行うことになる。しかし、仲井真県知事は普天間基地の県外移設を求める姿勢を崩しておらず、今後の見通しは立っていない。