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保安院、大飯原発3・4号機を現地調査

2011年12月26日 21:42
保安院、大飯原発3・4号機を現地調査

 福井・おおい町の大飯原子力発電所3・4号機のストレステストをめぐり、経産省の原子力安全・保安院は26日、現地調査を行い、「関西電力」の評価結果について検証した。

 このストレステストは、福島第一原発の事故を踏まえ、想定を超える地震や津波に対してどこまで安全性に余裕があるかをチェックするもので、関西電力は、大飯原発3・4号機の評価結果をそれぞれ10月と11月に保安院に提出している。26日の現地調査は、保安院がその評価結果を検証し、現場での様々な対策についても確認するもの。

 保安院・市村知也課長「現場を見て、関西電力のいう対策が実際にしっかり設置されているか、(緊急時に)人が集められるか、アクセスルートの確保など、しっかり確認が必要」

 調査は26日で終了し、保安院は、この結果を年明けの専門家による意見聴取会で報告して、論点を整理しながら方向性を見いだしたいとしている。