北朝鮮・故金正日総書記の三男で後継者・正恩氏が労働党の中央軍事委員会や朝鮮人民軍の幹部らと共に故金総書記の霊前を訪れた。正恩氏が故金総書記の霊前を訪れたのは２０日、２３日に続いて３度目となる。

　国営テレビは２５日未明、正恩氏が軍服を身に着けた労働党の中央軍事委員会や国防委員会、朝鮮人民軍の幹部らと共に故金総書記の遺体が安置されている宮殿を訪れ、黙とうする様子を放送した。正恩氏については「我が革命武力の最高指導者」と呼んでおり、正恩氏が軍を掌握していることを強調する狙いがあるとみられる。

　また、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は２４日、正恩氏を「最高司令官」と表現した記事を掲載した。正恩氏が近く、最高司令官の地位に就くとの見方も出ている。