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整備新幹線の着工に向け、財源確保を確認

2011年12月24日 17:43

 北海道、北陸、九州の整備新幹線の未着工区間について、24日、国交省と財務省などは着工に向け、財源の安定した確保は可能であると確認した。

 着工に向けて調整が進んでいるのは、北海道新幹線の新函館~札幌、北陸新幹線の金沢~敦賀、九州新幹線の諫早~長崎の3区間。この区間の着工については、安定した財源の確保や採算性など、5つの条件を満たすのが前提とされている。

 このうち、安定した財源の確保について、国交省と財務省などが24日に協議を行い、JRが国に毎年支払う施設使用料を建設費に充てることや、建設期間を延ばして1年あたりの事業費を圧縮することで財源確保は可能であると確認した。

 国交省は、26日に着工に向けた政府の方針を決めることにしている。