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10か所以上で爆発、72人死亡 イラク

2011年12月23日 4:48

 アメリカ軍が撤退を完了したばかりのイラクの首都・バグダッドで22日、爆発物を積んだ救急車が政府の建物の近くで爆発した他、道路脇や車の中に仕掛けられた爆弾が爆発した。ロイター通信によると、爆発があったのは10か所以上に上り、少なくとも72人が死亡、217人がケガをした。

 爆発の背景について詳しいことはわかっていないが、爆発があったのは主にシーア派の住民が住む地区で、シーア派・マリキ首相がスンニ派排除の動きを強めていることへの反発ではないかとの見方も出ている。

 イラクでは、18日にアメリカ軍が撤退を完了したばかりだが、宗派対立などによる治安悪化が懸念されている。