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治療後の相談増…歯科インプラントに注意を

2011年12月22日 18:16

 歯がなくなったところに人工の歯を作る「歯科インプラント治療」について、治療後に痛みや腫れが続くなどの相談が増加しており、国民生活センターが注意を呼びかけている。

 国民生活センターによると、歯が欠けたり抜けたりした部分に人工の歯を取り付ける歯科インプラント治療の相談が、06年度以降、2086件寄せられ、そのうち343件で痛みや腫れなどの症状が出ているという。中には、5か月たっても炎症が治まらず、抗生物質を服用し続けたり、手術後1年たって歯が動き出し、取り外すことになったりするケースがあったという。

 歯科インプラント治療で危害を受けた場合、症状や治療が長期間に及ぶおそれがあることから、国民生活センターは、十分な情報収集を行い、医師にリスクなどの説明を求めるよう注意を呼びかけている。