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住宅指標改善受け、NYダウ337ドル高

2011年12月21日 8:28

 20日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、住宅関連の指標が改善したことを受け、ダウ平均株価は前日比337ドル32セント高い1万2103ドル58セントで取引を終えた。

 アメリカ商務省は20日、11月の住宅着工件数が一年間で換算すると68万5000戸となり、前月比で9.3%増加したと発表した。アパートなど賃貸物件の需要が追い風となり、10年4月以来、1年7か月ぶりの高い水準となった。また、着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数も、前月比5.7%増の68万1000戸となっている。低迷を続ける住宅市場が本当に回復するのかまだ見極める必要があるが、市場では大幅に改善された指標が好感され、買いが優勢となった。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比80.59ポイント高い2603.73で取引を終えている。