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福島・須賀川市、学校給食に独自の規制値

2011年12月21日 21:52
福島・須賀川市、学校給食に独自の規制値

 福島・須賀川市は、学校給食の食材について、来月から放射性物質の検査をすることを決め、21日に独自の規制値を発表した。

 須賀川市は来月、市の給食センターなどに放射能測定機を5台設置し、放射性物質が含まれていないか、給食に使う全ての材料を検査する。規制値は牛乳と飲料水が一キロあたり5ベクレル、その他の食材が10ベクレルで、規制値を上回った場合、別の食材に差し替える。

 須賀川市・橋本克也市長は「より安心感が得られるように、独自に厳格な基準とする。たぶん世界一厳しい基準になっていると理解している」と話した。

 一方で、市は、各学校に地元の食材を使うよう呼びかけていて、厳しい基準をクリアして、福島第一原発事故の風評被害の払拭にもつなげたい考え。