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セシウム新規制値案、乳児用食50ベクレル

2011年12月21日 1:55
セシウム新規制値案、乳児用食50ベクレル

 食品に含まれる放射性物質の新たな規制値について、厚労省が方針を固め、「一般食品」は一キロあたり100ベクレル、新たに設けられる「乳児用食品」は50ベクレルなどとした。

 食品に含まれる放射性物質の規制値については、これまでの暫定規制値から新たな規制値を設定するための検討が進められている。

 厚労省は、年間被ばく量の限度の目安を、現在の5分の1となる1ミリシーベルトに引き下げた上で、一般食品の放射性セシウムの規制値は一キロあたり100ベクレル、放射線の影響を受けやすいとされている子供に配慮して、乳児用食品と「牛乳」は50ベクレル、摂取量の多い「飲料水」は10ベクレルとする方針を固めた。

 厚労省は、22日に開かれる専門家らによる審議会の部会などで了承を得た上で、来年4月から適用したいとしている。