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台風上陸、186人死亡 フィリピン南部

2011年12月17日 19:43

 フィリピン南部・ミンダナオ島で16日、台風21号が上陸し、洪水や土砂崩れにより、これまでに186人が死亡した。

 台風21号は16日、ミンダナオ島に上陸し、16日夜から17日朝にかけて大雨を降らせた。川の氾濫や山あいで発生した土石流が町を襲うなどして、島の北部にある港湾都市・カガヤンデオロ周辺で大きな被害が出ている。AP通信によると、これまでに186人が死亡、約250人が行方不明になっている。また、海に流された人がいるおそれもあるとして、救助隊が沖合に派遣された。

 台風21号は既にミンダナオ島を通過したが、18日には西部・パラワン島に上陸する見通しで、被害の拡大が懸念されている。