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一体改革素案 年内メド結論に意欲~首相

2011年12月17日 20:23
一体改革素案 年内メド結論に意欲~首相

 消費税を含む税と社会保障の一体改革の素案の取りまとめについて民主党内から先送り論が出る中で、野田首相は16日、年内をメドに結論を出すことに強い意欲を示した。

 野田首相「私は、基本的にはその流れの中で闊達(かったつ)なご議論あってしかるべきだと思いますけれども、今のスケジュール感については、皆さんに共有していただきながらまとめていきたいと考えております。野党に協議を持ち込む際の、『我々はこんなことを考えているんですよ』というのが素案です。従って、それがあんまりぼーっとしたものだったら、『顔を洗って出直してこい』と言われるのは明らかですから、そうならないようなものをちゃんとたたき台として、我々はこう考えているということを打ち出すということです」

 取りまとめをめぐって民主党内からは依然、反対論が根強いが、野田首相は先送りを主張する反対派をけん制し、年内をメドに結論を出すことに強い決意を示した。

 野田首相はさらに、「素案は政府・与党案である」と強調した上で、消費税率を引き上げる幅や時期について、できるだけ具体的に書き込むという考え方を改めて示した。