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延長のCOP17、新枠組みめぐり調整続く

2011年12月11日 1:39

 南アフリカ・ダーバンで開かれている、地球温暖化対策を話し合う国連の会議「気候変動枠組み条約第17回締約国会議(=COP17)」は、温室効果ガスの削減義務を負っていない中国やアメリカなども含めた新しい枠組みを15年までに作ることで調整が続いている。しかし、合意に至ることができるかどうかは不透明。

 COP17は、当初は9日までだった日程を延長して10日も調整が続けられている。議長案では、来年で期限が切れる「京都議定書」を5年間延長した上で、現在は温室効果ガスの削減義務を負っていない中国やアメリカなども含んだ新たな枠組みを15年までに作ると提案している。

 しかし、新たな枠組みを実施する時期については、速やかにスタートするよう求める日本や新興国側などと、早期に義務が課せられることに慎重な中国やアメリカの立場の隔たりが依然として大きく、歩み寄ることができるかどうかは不透明。