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露・プーチン首相、米国務長官を強く非難

2011年12月9日 2:58

 ロシア・プーチン首相は8日、アメリカ・クリントン国務長官のことを、国内の活動家をあおり、ロシアに混乱を引き起こしていると強く非難した。

 ロシアで4日に行われた下院議員選挙では、与党の票が水増しされるなど不正行為があったとされている。そのため、抗議活動が各地に広がり、7日もモスクワの広場で若者らが身柄を拘束された。

 5日には、クリントン国務長官が「選挙は公正に行われなかった」と非難したが、これにプーチン首相が8日、強く反発した。「クリントン長官が合図を送ったため、ロシアの活動家が積極的に動いている」「ロシア政治を弱らせるために外国の金が注ぎ込まれている」などと強く非難した。

 モスクワなどでは、10日にも大規模なデモが呼びかけられている。