×

野田首相、防衛相続投の考えを改めて強調

2011年12月8日 16:08
野田首相、防衛相続投の考えを改めて強調

 自民、公明両党が9日に提出する問責決議案が可決される公算が大きい中、野田首相は8日も、一川防衛相を続投させる考えを強調した。

 野田首相は8日の参議院外交防衛委員会で、「一川防衛相には、より襟を正して、これからやらなければいけない職務をしっかりと果たしていただきたいと考えております」と述べた。

 また、一川防衛相自身も続投する意思を改めて強調している。

 自民党・山本一太議員「参議院で一川防衛相の問責は成立するんですよ。自民党、公明党はもちろん、ほとんどの野党が『あなたは閣僚として不適格だ』と、参議院で最後通知を突きつけるんですよ」

 一川防衛相「不十分なところはあるかもしれませんけど、そこは反省するところは反省しながら、当面の沖縄問題、なおさらなこと謙虚な気持ちでしっかりと責任を果たしてまいりたい」

 自民、公明両党は9日、一川防衛相に加え、マルチ商法業界からの献金問題が指摘されている山岡消費者相に対しても問責決議案を参議院に共同提出する方針で、野党側の賛成多数でともに可決される公算が大きくなっている。

 問責可決後も2人が続投する場合、野党側の反発は必至で、来年の通常国会の審議に応じない構えも見せている。このため、政府・民主党内では年明け、通常国会が始まる前に内閣改造を行い、2人を交代させることが検討されている。