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斎藤官房副長官、不適切発言問題を謝罪

2011年12月8日 3:30

 沖縄防衛局の前局長による不適切な発言の問題で、斎藤官房副長官が7日、沖縄県庁を訪れ、仲井真県知事に謝罪した。

 斎藤副長官「首相自身も、心から県民の皆さま方におわびを申し上げたいということでございます。(前局長の発言は)政府として考え方を反映したものではございません」

 斎藤副長官は、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題をめぐり、田中前沖縄防衛局長が「犯す前に犯しますよと言いますか」などと述べたことを謝罪したが、仲井真知事は、県民の怒りは収まっていないとして、あらためて遺憾の意を示した。

 一方、那覇市では、田中前沖縄防衛局長の発言に抗議する女性たちの集会が開かれ、約300人が参加した。参加者からは「田中前局長1人のことではないことは、これまでの政府の沖縄に対する行動でも明らかです」といった声が聞かれた。集会では、普天間基地の名護市辺野古への移設撤回を求めるアピールが採択された。