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在イラン大使館襲撃、英国が対抗措置を示唆

2011年11月30日 13:22

 イランにあるイギリス大使館が学生らに襲われた問題で、イギリス政府は29日、イラン政府を強く非難するとともに対抗措置を示唆した。

 この問題は29日、イランの首都・テヘランにあるイギリス大使館の敷地内に暴徒化した学生たちが乱入し、窓ガラスを割るなど大使館の一部を破壊したもの。

 イギリス・ヘイグ外相は29日、「イラン政府には、外交官を保護する義務があるのに適切な措置を取らなかった」などとイラン政府に強く抗議した。その上で、「深刻な結果を招く」と述べ、対抗措置の検討を示唆した。大使館職員は全員無事だったという。

 アメリカ・オバマ大統領も29日、「イラン政府に責任者を処罰するよう求める」などとイラン政府を強く非難した。