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全日空機が欠航 機長の飲酒が原因

2011年11月30日 22:08
全日空機が欠航 機長の飲酒が原因

 30日午前、福岡発東京・羽田行きの「全日空」機が機長の体調不良を理由に欠航した。この機長は、前日の飲酒により乗務できなくなっていたことがわかった。

 欠航したのは、30日午前9時半に福岡を出発する予定だった羽田行きの全日空246便。55歳の機長がフライトの前にアルコール検査をうけたところ、呼気一リットル中、0.27ミリグラムのアルコールが検出されたため、この便は欠航した。この数値は道路交通法の基準値の約2倍に当たる。全日空では246便の欠航を「乗務員の体調不良によるもの」と説明、240人の乗客は次の午前10時10分発の248便に乗り換えた。

 全日空の社内規定では、乗務の前12時間以内にアルコールを摂取することを禁止している。全日空によると、この機長は「29日、福岡市内で規定ギリギリの午後9時半まで焼酎の水割りを6杯飲んだ」と話しているという。全日空では「お客様にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。再発防止を徹底したい」とコメントしている。