×

基地めぐる沖縄の状況、厳しさ増した~外相

2011年11月30日 20:22
基地めぐる沖縄の状況、厳しさ増した~外相

 沖縄県の基地問題をめぐる不適切な発言を理由に、防衛省の局長が29日に更迭された問題は30日の国会でも取り上げられ、玄葉外相は、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)移設をめぐる沖縄の状況は「厳しさを増した」との認識を示した。

 30日の衆議院外務委員会で、自民党・河井克行議員は「この女性や沖縄の人々を蔑んで傷つける発言によって沖縄側は猛反発している。かねてより、沖縄県知事は『年内の環境影響評価書の提出は認められない』と(述べている)」と述べた。

 これに対して玄葉外相は、「今回の沖縄の防衛局長の発言、言語道断の発言であります。それを受けて、おっしゃるとおり、沖縄をめぐる状況は厳しさを増したと思います。あくまで準備を進めている。準備は準備として進めさせていただきたいと」と述べ、普天間基地の辺野古(沖縄・名護市)移設をめぐる環境影響評価書の年内提出に向けて「準備は進める」と繰り返した。