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NYダウ291ドル高 好調な個人消費好感

2011年11月29日 9:06

 28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は一時、先週末比300ドル以上、値上がりした。個人消費の盛り上がりが要因。

 クリスマス・年末商戦の幕開けとなる「ブラックフライデー」明けの28日、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は取引開始直後から大きく値を上げた。これは、全米小売業協会(=NRF)の発表により、25日のブラックフライデーから週末にかけて小売店の売り上げが前年同期比で約16%増加したことが明らかになったため。売り上げは約4兆円に達し、個人消費の好調ぶりを好感するなどして、ダウ平均株価は一時、300ドル以上の大幅な値上がりとなった。この結果、ほぼ全面高の展開となり、ダウ平均株価は先週末比291ドル23セント高い1万1523ドル01セントで取引を終えた。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比85.83ポイント高い2527.34だった。

 感謝祭(今年は24日)明けの月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれ、インターネットでの小売りが増えるといわれている。個人消費の回復はどこまで本物なのか、市場はこの売り上げにも注目している。