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八ッ場ダム建設継続が妥当~事業評価監視委

2011年11月29日 22:48

 建設の是非の検証が続いていた群馬県の八ッ場(やんば)ダムについて、29日、国交省の諮問機関である「事業評価監視委員会」での審議が行われ、「建設継続が妥当」とする意見がまとめられた。

 八ッ場ダムの建設の是非について、検証を続けてきた関東地方整備局は、「継続が妥当」とする原案を示していた。29日に行われた事業評価監視委員会の審議では、水害対策の面でも専門的な評価が行われているとし、建設に必要な4600億円の約8割がすでに周辺整備に使われていることなどから見ても、「建設継続が妥当」との意見がまとめられた。また、今後の建設事業のあり方を判断する際には、生活の場を変えるなどした地元住民らへの配慮もなされるべきだとしている。

 関東地方整備局は、30日にも国交省に対応方針を報告し、前田国交相が年内に最終判断を行うとしている。