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規制値超セシウム 地元農家に不安広がる

2011年11月29日 12:06
規制値超セシウム 地元農家に不安広がる

 福島・伊達市の一部で生産された玄米から、新たに国の暫定規制値(一キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたことで、農家に不安が広がっている。

 福島県の調査で、国の基準を上回る580から1050ベクレルの放射性セシウムが検出されたのは、伊達市の霊山町小国地区と月舘町の3戸の農家で生産された玄米。そのほとんどは自宅や出荷先で保管されていたが、モチ米10.5キロ(7袋)が地元の直売所で販売され、29日朝までに1袋分が回収された。

 政府は、29日にもコメの出荷停止を指示する方向で調整を進めている。