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公安調査庁、オウムへの観察処分延長を請求

2011年11月28日 13:43
公安調査庁、オウムへの観察処分延長を請求

 公安調査庁は28日、団体規制法に基づくオウム真理教への観察処分をさらに延長するよう、公安審査委員会に請求した。

 オウム真理教への観察処分は、00年以降、3年ごとに更新されていて、現在の処分は来年1月で期限を迎える。しかし、オウム真理教の主流派「アレフ」は、依然として、教祖である松本智津夫死刑囚を絶対視し、危険な本質に変わりはないとして、公安調査庁は28日、さらに3年間の延長を公安審査委員会に請求した。上祐史浩代表が率いる「ひかりの輪」についても、オウム真理教の一部だとして処分の対象に含まれている。

 公安審査委員会は今後、教団側の意見を聞くなどした上で延長するかどうかを決定する。