山口・防府市の防府天満宮で２６日、西日本屈指の荒祭りとして知られる「御神幸祭（裸坊祭）」が行われた。

　防府天満宮の境内では、みこしが繰り出された後、菅原道真公の魂を運ぶ「御網代（おあじろ）」が出発した。御網代に触れるとご利益があるとされていて、境内を埋め尽くした白装束姿の「裸坊」たちは我先にと御網代に群がっていた。

　裸坊祭は元々、道真公を送り出した当時の様子をしのぶものだったが、現在は勇壮な荒祭りとして受け継がれている。