×

中国のアニメ違法コピーに日本側不快感示す

2011年11月25日 23:35

 アニメを通じて日中交流を促進させようというイベントが中国・上海で25日に始まり、中国国内でやむことのないアニメの違法コピーについて、日本側が不快感を示した。

 このイベントは、映像文化を通じて日中の交流を深めようと、日中首脳の間で合意されたことを受け、実施されたもの。

 上海市内で開かれた会見では、日本でアニメ映画が上映されると、中国でインターネット上に違法にアップされ、無料で見られる現状に対し、経産省・今林顯一大臣官房審議官が「アニメは有料サービスであり、金を出さないとアニメの価値はなくなる」と発言、違法コピーがまん延する中国の現状に不快感を示した。

 今回のイベントでは、「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」など日本のアニメ映画10作品が上映されるが、このような人気アニメの違法コピーは中国社会に根付いていて、日本側が繰り返し、申し入れをしてもなくなりそうにないのが現状。