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ダウ平均続落、236ドル安 欧州不安で

2011年11月24日 9:25

 感謝祭(24日)の連休を控えた23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、世界的な景気の先行きに対する不安から、ダウ平均株価は前日比で200ドル以上値を下げて取引を終えた。

 23日のニューヨーク株式市場は、これまで比較的安全と言われてきたドイツの国債の入札が不調だったことを嫌気して、ダウ平均株価は再び値を下げた。終値は前日比236ドル17セント安い1万1257ドル55セントで、約1か月半ぶりの低い水準となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比61.20ポイント安の2460.08だった。

 ヨーロッパの債務危機問題では、ドイツは、ギリシャやポルトガル、イタリアを支援する側とされてきたが、そのドイツさえもすぐに資金を調達できないという印象が広がり、金融株を中心に売られた。

 また、中国の景況指数(PMI)が景気判断の分かれ目となる50を下回ったことで、中国の景気の先行きに対する懸念も広がった。