×

セシウム規制値「乳児用食品」設け4分類に

2011年11月24日 13:30
セシウム規制値「乳児用食品」設け4分類に

 食品に含まれる放射性セシウムの規制値について、厚労省は、現在の分類を統合した上で新たに「乳児用食品」の分類を設けることを決め、24日朝に開かれた専門家らの審議会でも了承された。

 現在の暫定規制値では、全ての食品を「飲料水」「牛乳・乳製品」「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」の5分類に分け、一キログラムあたりに含まれる放射性セシウムの上限の値をそれぞれに設定している。

 新しい分類では、これらを統合して「飲料水」「牛乳」「一般食品」の3つに分けるが、子供は大人よりも放射線の影響を受けやすいことを考慮し、新たに「乳児用食品」を設けて計4分類とする。

 この方針は24日朝に開かれた専門家らによる審議会でも了承され、各分類の規制値を決定した後、来年4月以降に導入される見通し。