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日経平均8165円、2年8か月ぶり安値

2011年11月24日 16:27
日経平均8165円、2年8か月ぶり安値

 24日の東京株式市場で、日経平均株価は大きく値を下げ、今年の最安値を更新した。終値は前営業日比149円56銭安い8165円18銭。

 ドイツで現地時間23日、国債の入札を実施したところ、応募額が予定より大幅に下回った。これにより、市場ではヨーロッパの債務問題の警戒感が一段と高まり、23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は大幅に値を下げた。

 この流れを引き継ぎ、東京株式市場でも日経平均株価が大幅に値を下げて取引が開始され、年初来安値を更新した。午後は、国内に新規の材料が乏しく、現地時間24日のヨーロッパの株式市場を見極めたいとするムードも広がり、小幅な値動きが続いた。結局、ほぼ全面安の展開で、終値としては09年3月31日以来、約2年8か月ぶりの安値水準となった。

 東証1部の売買代金は概算で9232億円、東証1部の売買高は概算で14億9591万株。